アンニョンハセヨ、パンスニです。
今日は韓国生活に欠かせない、銀行口座の開設の仕方についてお話しします。
韓国の人たちはほとんど現金を持ち歩きません。多くの人たちがクレジットカードやチェックカード(日本でいうデビットカード)で会計をします。そのせいかお財布もかなりコンパクトなものを使用している人が多め。
ちなみにわたしも小さくて薄いカード財布を愛用していて、その中に1万ウォンくらい入れて持ち歩いています。なぜ1万ウォンかというと…
屋台ではカードが使えないからㅠㅠㅠ
길거리음식(屋台フード)が一番大きな理由ですが、ときどきちょこちょこと現金が必要になる時があるので1万ウォンくらいはお財布に入れておくようにしています。
銀行カードを発行する際に地下鉄やバス、タクシーなどの料金の支払いができるT-moneyの機能も付けてもらえば、これ一枚でショッピングから交通機関の利用までできてしまうのです。
ということはこれ一枚落としてしまうだけで、悪用されて大変なことになるのでは…という不安がよぎったのはわたしだけではないはず。でも不思議なことにカードはあまり悪用されないのだそう。
なぜなら、使用した記録がすべて記録される上にCCTV(監視カメラ)で追跡されるので、悪用すればすぐに捕まる可能性が高いから。(友人談)逆に追跡できない現金は財布を落とした場合、生き残っている確率はだいぶ低いみたい(泣)
とはいっても100%カードを悪用されないという保証はありません。カードを落としたり無くしたりした場合は速やかにカード会社に連絡し、カードを止めてもらいましょう。
韓国で銀行口座を開設するには
わたしは韓国では二つの銀行で口座を作りました。
ひとつ目の銀行は語学研修ビザ(D-4ビザ)で韓国の語学堂に通っている時に、学校の敷地内にある銀行でした。当時(2015年)は外国人もクレジットカードを作ることができたのですが、ふたつ目の銀行で口座を開設した時(たしか2017年くらい)には外国人留学生がクレジットカードを作ることが難しくなっていました。
なんでもボイスフィッシング詐欺が横行するようになり、外国人は被害に遭いやすいということで2016年から金融取引に制限をかけるようになったそう。その制限のかかった口座のことを금융거래한도계좌(金融取引制限口座)といいます。韓国留学に来た外国人の多くはまず最初にこの口座を開設することになると思います。
それでは金融取引制限口座の限度額と開設に必要な書類等を確認していきましょう。
金融取引制限口座の限度額
銀行窓口 : 現金引き出し/振込 合わせて100万ウォン
ATM : 現金引き出し/振込 それぞれ30万ウォン
インターネットバンキング : 振込 30万ウォン
ということは、1日の利用限度額は上記の金額をすべて合わせた190万ウォンということになります。1日でそれだけの金額を使うことはそこまで多くないので意外に困らないです。が、わたしは結婚準備でまとまった金額が必要になり、銀行に数日間通って銀行員さんと仲良くなりました(笑)
口座開設に必要な書類
・パスポート
・外国人登録証
韓国の銀行では日本の銀行のように印鑑は必要ありません。サインでOK。
T-moneyを付けるかどうかなど選択し、いくつか書類にサインをしたら口座とカードを作ってくれます。銀行によっては最初にいくらか入金が必要だと言われるので、とくに入金の予定がなくても少しだけ現金を持って行くことをおすすめします。
金融取引制限口座の制限を解くためには
金融取引制限口座の制限を解くためには一定の収入を数か月間維持するなどいくつかの条件をクリアしなければなりません。外国人にとってはなかなかハードルが高く設定されています。
それじゃあ、高額な買い物や学費は口座から引き出せないってこと?と不安に思う方もいらっしゃるのではないでしょうか。ご安心ください^^もしも限度額以上の金額が必要であれば、数日に分けて口座から引き出すことができますし、学費等の支払いであれば銀行窓口で納付告知書を提示すれば振り込み手続きをしてくれるようになっています。
銀行口座を開設したいけど韓国語に自信がないときは…
そんなときは語学堂が併設されている大学の敷地内の銀行に行くことをおすすめします。
語学堂がある大学は外国人留学生が多いので、敷地内の銀行職員も外国人の対応に慣れている場合が多く、中には英語が堪能な方もいます。パスポートと外国人登録証を提示すればサクサクっと手続きを進めてくれるでしょう。(すべての職員がそうとは限りませんが、ほかの支店に比べると圧倒的に外国人の対応に慣れています。)
韓国生活をより快適に過ごすために、銀行で口座を開設してみてはいかがでしょうか。